映画　『ワールド・トレード・センター』ビルの崩壊の時、４人の警察官が生き埋めになりました。

「映画」　ワールド・トレード・センター

２００１年９月１１日ニューヨークで起きたアメリカ同時多発テロで、ビルの崩壊によって生き埋めになった２人の港湾警察官ジョン・マクローリンとウィル・ヒメノ及び２人の家族の話を基に、オリバー・ストーン監督が映画化しました。

スタッフとキャスト

スタッフ

監督：オリバー・ストーン
脚本：アンドレア・バーロフ
原案：ジョン・マクローリン、ドナ・マクローリン、ウィル・ヒメノ、アリソン・ヒメノ
製作：マイケル・シャンバーグ、ステイシー・シェア、モーリッツ・ボーマン、デブラ・ヒル
製作総指揮：ドナルド・J・リー・Jr
撮影：シェイマス・マクガーヴェイ
プロダクション・デザイン：ジャン・ローエルス
編集：デヴィッド・ブレナー、ジェリー・モンロー
衣装：マイケル・デニソン
音楽：クレイグ・アームストロング
視覚効果ディレクター：ジョン・シール
視覚効果：ダブル・ネガティブ

キャスト

ジョン・マクローリン – ニコラス・ケイジ：港湾局警察官
ウィル・ヒメノ – マイケル・ペーニャ：港湾局警察官、ジョンの部下
ドナ・マクローリン – マリア・ベロ：ジョンの妻
アリソン・ヒメノ – マギー・ジレンホール：ウィルの妻
スコット・ストラウス – スティーヴン・ドーフ：緊急救助隊員
アントニオ・ロドリゲス – アルマンド・リスコ：港湾局警察官、ジョンの部下
ドミニク・ペズーロ – ジェイ・ヘルナンデス：港湾局警察官、ジョンの部下
デイブ・カーンズ – マイケル・シャノン：元アメリカ海兵隊二等軍曹
アリソンの祖母 – ジュリー・アダムス

 

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あらすじと感想

２００１年９月１１日ニューヨーク、通常勤務についていた港湾警察官一同に本部から緊急命令が入り、世界貿易センターに向かった。ジョン・マクローリン班長は有志を募り５人で救助のため、タワー１に入りました。５人が地下の搬入倉庫で装備を整えているとき、タワーが崩壊しました。以上に気が付いた班長のマクローリンは、１９９３年ワールド・トレード・センター爆破事件に出動した経験で、皆を建物の中で丈夫に出来ているエレベータ・シャフト(エレベーター用の縦穴)に誘導した直後ビルは崩壊して５人は瓦礫に埋もれてしまいました。

 

 

生き埋めになった５人のうち班長のマクローリン・ヒメノ・ペローズが助かりました。マクローリンとヒメノは瓦礫に挟まれて身動きが出来ませんでしたが、ペローズは何とか脱出できヒメノを助けようとして瓦礫を取り除きます。その途中再び崩落が起き、ペローズも埋もれてしまいました。柄気に挟まれたペローズは絶望して自らの拳銃で命を絶ちます。残ったマクローリンとヒメノはお互い励ましあいながら、救助を待ちます。

元海兵隊員のカーンズは、この事件を知り居てもたってもいられなくなり現場に向かいました。救助隊員が引き上げた夜、同じようにやってきた海兵隊員のトーマスと一緒に生存者を探して声をかけてまわりました。

二人の耳にかすかに金属を打つ響きが聞こえてき

ます。懸命にパイプを打って音を立てているのは、ヒメノでした。こうして二人は発見され、救助されました。

この映画の日本公開に先立ち来日したヒメノ氏本人の記者会見が開かれました。CINEMA WERDEに記者会見のもようが載っています。

９．１１同時多発テロ後の好戦的な雰囲気と、イスラム系の人々に対する反発が蔓延する中、政治的な話題に触れず、苦痛に耐えながら生きるために頑張った二人を、淡々と描いたオリバーストーン監督は素晴らしいと思いました。

 

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