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亀仙人2映画 「青島要塞爆撃命令」
1963年 日本
「敵は、宙返りをして見せつけています。我々もやりましょう」」「バカ、それをやったら天国から地獄へ真っ逆さまだ」
監督
古澤憲吾(本編)
円谷英二(特技監督)
脚本
須崎勝彌
製作
田中友幸
出演者
加山雄三
夏木陽介
佐藤允
池部良
浜美枝
音楽
松井八郎
撮影
小泉福造(本編)
有川貞昌・富岡素敬(特撮)
編集
黒岩義民
配給
東宝
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あらすじと解説
戦争で飛行機が役立つことを証明しようと、池部良隊長の下、パイロットの夏木陽介、加山雄三、佐藤允、伊吹徹が活躍する。
戦争の意義や、悲惨さ等余計なことを考えず、ただひたすらに作戦成功に向かって邁進する姿はまさに正統派戦争映画で楽しめた。
この映画のために、当時の図面から実物大のタウベやモーリス・ファルマン水上機の実物大の模型を作って使用している。モーリス・ファルマン機の前部や操縦席の床に偵察用・爆撃用の窓が付いているのが分かった。
飛行機間の連絡にラッパや手旗を使っているのが、面白い。
この映画で使われた飛行機
タウベ(ドイツ軍)
乗員:2名
全長:8.20m
翼幅:13.80m
翼面積:32.0m²
空虚重量:600kg
総重量:910kg
エンジン:アルグス発動機製4気筒またはメルセデス製E4F型6気筒
出力 アルグス製:74kW
メルセデス製:100kW
最大速度:120km/h
航続時間:4時間
高度:2,000m
(ウィキペディアより)
その形からタウベ(鳩)と呼ばれた。1910年初飛行。約500機生産。
日本には1914年帝国飛行協会が2機輸入した。
飛行中のタウベ
この写真を見ると、映画の中でトンビと間違うのも無理ないと思う。タウベとファルマンは実際2回ほど空中戦を行ったが、性能の差が大きすぎていつもタウベに逃げられている。(タウベの最高時速・120キロ、ファルマンは90キロだけど水上機でフロートが付いているため更に遅くなっている)。タウベは映画のように撃墜されることなく、青島要塞降伏の前日機密書類を積んで逃走している。
モーリス・ファルマン式小型水上機(日本名 モ式イ号水上機)
映画には出てこなかったけど、若宮に積まれた2機の水上機の内1機はこれです。安定のため先尾翼が付いているのが特徴です。運搬中は分解して船倉に格納されていた。
写真はモーリス・ファルマン MF.7。日本海軍はこれに浮舟(フロート)を付け水上機として使用。
乗員 2名
全長 12.00m
全幅 15.50m
全高 3.45m
自重 580kg
全備重量 855kg
発動機 ルノー 8B V型8気筒70馬力
最大速度 95km/h
実用上昇限度 4,000m
航続距離 3時間15分
(ウィキペディアより)
モーリス・ファルマン式大型水上機(日本名 モ式ロ号水上機)
アイキャッチ画像の飛行機です。
映画に出てくるのがこちら。実際は2機ではなく先のモ式イ号水上機と1機づつ参戦していた。
乗員 2名
全長 9.45m
全幅 16.15m
全高 3.18m
自重 550kg
全備重量 928kg
発動機 ルノー 8B V型8気筒70馬力
最大速度 100km/h
実用上昇限度 3,800m
航続距離 3時間45分
武装 7.5mm機銃×1(前方旋回) 爆弾 7.3kg×18
(ウィキペディアより)
母艦の「若宮」が機雷に触れて被害を受けたのは確かだけれど、沈没せず、修理のため日本に帰投した。残された2機の水上機は砂浜に上げられ運用を続けた。
若宮に積まれていたファルマン水上機
手前がモ式ロ号水上機、奥がモ式イ号水上機
ビスマル砲台が破壊されたのは、飛行機からの爆撃ではなくて、日本陸軍の激しい砲撃によるものです。
日本の青島要塞攻撃の解説はこちら↓
http://kamesennin2.info/?p=454
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