映画　レッドバロン　　2００８年

映画　「レッドバロン」

２００８年　　ドイツ製作
「勝てない時は逃げろ、臆病と賢さは紙一重だ。」

監督
ニコライ・ミュラーション

脚本
ニコライ・ミュラーション

製作
ダン・マーク
トーマス・ライザー
ニコライ・ミュラーション

製作総指揮
ウルリッヒ・ベック
ローラント・ペレグリーノ

音楽
ディルク・ライヒャルト
シュテファン・ハンゼン

撮影
クラウス・メルケル

編集
オリヴィア・レツァー
エメリー・マンゼー
アダム・P・スコット

１９７１年に作られた実写版の「レッド・バロン」は史実に基づいて、リヒトフォーフェンの生涯を撮っていますが、こちらは英雄とまつり上げられたリヒトフォーフェンの内面を描いています。

ドイツ映画ですがハリウッドで作られたため、セリフが英語なので少し違和感があります。

CGを駆使した空中戦の場面や、実物大の模型を使って作られた合成の部分などから細かい部分まではっきりと見え、きれいな画面に仕上がっています。

あらすじ

ある日、エースパイロットを目指して活躍するリヒトフォーフェンが撃墜した敵機を確認しに行ったところ、生き残っているパイロット（ロイ・ブラウン　後にリヒトフォーフェンを撃墜したとされる人物）を治療した看護士のケイトと知り合う。

１９１７年１月、１６機撃墜と当時イギリスのエースパイロットのホーカーを落としたことによりプール・ル・メリット勲章（ブル―マックス）を受け第１１戦闘機中隊の中隊長に任命された。

１９１７年５月に５０機撃墜したことにより皇帝直々のお褒めの言葉を受け、６月に第１戦戦闘航空団の指揮官になる。彼の部下にはフォス（４８機撃墜）、ロタール（リヒトフォーフェンの弟４０機撃墜）、クルト・ウルフ（３３機撃墜）がいて、敵軍から「フライイング・サーカス」と恐れられた。

また空の英雄として、彼の赤い愛機や絵葉書などが戦争のプロパガンダに利用された。

当時の絵葉書になったリヒトフォーフェン

１９１７年７月敵の銃撃で頭に重傷を受けたリヒトフォーフェンは看護婦ケイトの看護を受け親しくなる。空の英雄としていい気になっているリヒトフォーフェンはケイトの案内で野戦病院に連れていかれ、地上戦における戦争の残虐さを見せつけられた。

大勢の兵士を殺戮の現場に送り出したことに、自分が利用されたことを知ったリヒトフォーフェンは、上層部の地上勤務の命令に反発し、自ら死ぬために空の戦場に戻っていく。

補足1
映画ではしょっちゅう戦闘機のエンジンをいじっているフォスですが、最後に単機で７機の敵機と戦い、３機を撃墜したが自らも撃ち落とされて死亡した。
補足２
映画にいつもハーモニカを吹いているユダヤ人操縦士のシュテニという架空の人物を登場させる反面、リヒトフォーフェンの部隊にいた、エルンスト・ウーデット(62機撃墜、第２次世界大戦の上級大将)やヘルマン・ゲーリング(22機撃墜、第２次世界大戦の大ドイツ国家元帥)が登場しなかったりで、ナチス時代の反省が見られる。
補足３
第１次世界大戦末期の連合国側の代表的戦闘機。この時代は性能、製造された機数でドイツ軍を圧倒した。

 

このサイトをご覧くださっている皆様へ

このサイトで取り扱っている映画は、DMMの宅配DVDレンタルで借りられます。

DMMに入会すると、希望するタイトル(あらかじめリストに登録しておきます)が２枚づつ封筒に入れて、郵送されてきます。返却は同じ封筒に入れて郵便ポストに投函するだけです。

近くにビデオレンタル屋さんがない所などでは、助かると思います。

またこのサイトで扱っている映画のDVDは、店舗に置いていないことが多いため、探したり取り寄せてもらったりする手間を考えると、望む商品を直接自宅に届けてもらえるこのサービスは、大変重宝です。

今はやりのネットによる動画配信サービスよりも、はるかに多い約４４万タイトルのDVDを扱っておりますので、なかなか手に入りにくい映画も見ることが出来ます。

現在３０日間無料体験サービスを行っておりますので、一度試してみることをお勧めいたします。

興味のある方はこちらをクリックしてみてください　　↓