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亀仙人2映画 「9.11 NY 同時多発テロ衝撃の真実」
アメリカ同時多発テロ発生の当日、フランスのテレビ局から新人の消防士が成長する様子を取材しているカメラマン、ノーデ兄弟がいました。たまたまガス漏れの通報で出動していた彼らは、ワールド・トレード・センター第1ビルに旅客機が激突したのを目撃します。カメラマンのノーデ兄弟は、現場に急行した消防署員と一緒に、カメラを回し続けました。やがて彼らは、第1ビルの崩壊に巻き込まれます。この映画の映像は、すべて実際に起こった出来事を撮影しています。
2002年 アメリカ・フランス
アイキャッの画像はウィキペディアから
監督
ジュール・ノーデ
ゲデオン・ノーデ
ジェイムズ・ハンロン
出演者
ロバート・デ・ニーロ
スティーヴ・ブシェミ
あらすじと感想
養成所を出たばかりの新人消防士トニーは、ワールド・トレード・センターの近くにあるデュアン ストリート消防署に配属されます。新人消防士の最初の仕事は、先輩たちのベットメイキング、食事の用意、署の掃除などの雑役です。火事場での活躍を夢見る彼にとって、火事が起きるのは非番の時ぱかり、出番の時はボヤだけでなかなか夢が果たせませんでした。
9月11日朝8時30分、ガス漏れの通報があり、仲間の消防士が出動します。ノーデ兄弟の弟ジュールは、カメラを担いでファイフアー隊長に同行して撮影していました。
8時46分、現場にいた彼らの頭上を大きな音をたてて旅客機が、通過します。思わず空を見上げた彼らは、飛行機がワールド・トレード・センターに衝突し、爆発、炎上するのを目撃しました。
現場に急行し、ファイフアー隊長に同行した、ジュールカメラマンは入り口で2人燃えているのに出会いましたが「見てはいけないもの」と判断して撮影を控えました。
1階ロビーに集合した消防隊は、エレベーターがすべて止まったため30キロの装備を担いで階段で上に向かいました。ロビーの天井から、バシャーン・バシャーンという凄まじい音が聞こえてきます。これは上から落ちてきて人が、地面に激突する音です。目撃した消防士の話では、”地面にぶつかった瞬間、爆竹のように爆発して、肉と内臓が飛び散り、男女の区別がつかない”そうです。
署では新人のトニーと、兄のゲデオンが残っていました。トニーは署の留守番を命じられたのです。
下デオンは弟と合流しようと、通りに集まった人々を撮りながらワールド・トレード・センターに向かって歩いていきました。2機目の飛行機が突入した瞬間、集まった人々の表情が驚きから恐怖に変わります。ゲデオンはビルに近づけず、途中から署に引き返します。署に非番の人たちが集まってきました。その中に引退した前隊長のバーンズが居ました。前隊長のバーンズは新人のトニーを連れ現場に向かいました。
1階ロビーに集まった隊員たちは、第2ビルに飛行機が突っ込んだとの知らせを受けましたが、全体の状況がつかめていませんでした。ただ、時折、天井から飛び降りた人が激突する音が響き、その度に全員びっくりして上を見上げていました。
この時、上から落ちてきた人を扱った映画があります
そんななか、1台のエレベーターが降りてきて、中から閉じ込められていた人たちが無傷で出てきました。その場に居合わせた隊員たちは、信じられないといった表情でその人たちを見つめました。
約1時間後、突然瓦礫とチリに覆われ、ロビー全体が真っ暗になりました。2号棟が崩壊したのです。ファイファー隊長は避難しながら、1号棟にいる隊員にすぐ脱出するよう指示を出します。途中で消防隊所属のジャッジ神父が死亡しているのを見つけ、運び出します。外では大勢の人たちがビルから飛び降り、地面に激突し、亡くなっていました。
第2ビルが崩壊したのを知ったゲデオンは弟を探すため、非番の消防士3人と一緒に小型トラックで現場に向かいました。ゲデオンは埃だらけになって避難する人たちを撮りながら、現場に近づいていきます。
10時28分、ファイフアー隊長が、避難してきた隊員を集め体勢を立て直している最中第1ビルも崩壊をしはじめ、彼らは避難しようと走り出しましたが再び瓦礫と土埃に覆われてしまいました。ジュールはとっさに車の陰に隠れ、ファイフアー隊長が彼に覆いかぶさって守ってくれました。隊長は衝撃が収まると、隊を再編成して現場に戻ります。
兄のゲデオンも同じく第1ビルの崩壊に巻きこまれます。埃で息が出来ず死を覚悟した彼は、「もし生き残れたら、良い兄貴になろう」と誓いました。
ノーデ兄弟は隊員たちと別れ、それぞれ歩いて署に戻ります。署では無事生き残ることが出来た隊員たちが、お互い抱き合って泣いていました。ノーデ兄弟も再開を果たしました。
一休みした隊員たちのうち、出動できる人は名簿に名前を書いて再び現場に戻ります。今度は生存者の救出です。
次々と帰ってくる隊員なか、新人のトニーだけが戻ってきません。署員全員が、トニーの死亡を覚悟しました。夕方になってトニーがヘルメットを担いで戻ってきました。トニーは、居合わせた人全員の祝福を受けます。
朝から夕方まで、恐怖と悲惨な状況を身をもってくぐり抜けて来た彼に対して、
「1人前の消防士になるのに9ヶ月かかるが、奴はこの9時間で男になった」
それに対して新入りのトニーは
「男になった? 男ってなんだ? 僕は漫画を読むしバカもやる。よいことをしたいだけのただの人間さ」
と言っています。
これで終わるかと思うと、彼らは署に泊りがけの24時間勤務で救出作業に入ります。家族のいる人たちは数時間の帰宅を許されますが、彼らもまた何日も家に帰れず、救出作業に入ります。
瓦礫か再び崩れる恐れがあるため重機が入れず、すべてシャベルとツルハシ、バケツリレーによる手作業です。その合間には亡くなった消防職員の葬儀も行われます。その中にはファイフアー隊長の弟、ケヴィン・ファイフアーもおりました。
大勢の人が救出にあたったのにもかかわらず、助かったのは20名だけでした。その中に2名の港湾局警察の署員もいました。
救出された2人の港湾警察官の話はこちら ↓
数週間後、がれきに埋もれたままになって居る車に代わり、新しいはしご車とポンプ車が届き、また養成所から2人の新入りも加わり、署はいつもの状態に戻りつつありました。
これだけの惨劇に直面しながら、ノーデ兄弟が撮影公開したフィルムの中で死体が映っているのは、消防署に所属していたジャッジ神父だけでした。最初に出会った2人の焼死体をはじめ、飛び降りてきて死んだ人、がれきに埋もれて死んだ人、話に出てきた千切れた片腕を抱え医者を探している人たちを撮ることは、報道カメラマンではない彼らにはできなかったのでしょう。
また瓦礫の山で作業している署員が言った
「この中にあった沢山のオフィスの机や椅子、パソコンなどはすっかり消え去り、見つかったのは電話機の押し釦の片割れだけだ」
との証言の一方、地下にある眼鏡屋さんのディスプレイにメガネがそのまま陳列されていたりで、訳が分かりません。
崩壊直後カメラに着いた汚れ越しに映された、崩壊に巻き込まれ、全身埃だらけになりながらもすぐさま行動を起こす署員の姿に頭が下がります。
アメリカ同時多発テロの映像を第3者としての目ではなく、実際に体験した当事者の目で捉えたこのドキュメンタリー映画は、見る価値があります。
この事件で亡くなった、ニューヨーク市消防局の消防士343人の方の冥福をお祈りします。
9.11 アメリカ同時多発テロの解説はこちら ↓
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