映画 「誓い」
1981年 オーストラリア
「銃から弾を抜け。銃剣だけで突撃する。」
監督
ピーター・ウィアー
脚本
デビッド・ウィリアムソン
原案
ピーター・ウィアー
製作
ロバート・スティグウッド
パトリシア・ラヴェル
製作総指揮
フランシス・オブライエン
出演者
メル・ギブソン
マーク・リー
音楽
ブライアン・メイ
撮影
ラッセル・ボイド
題名の「誓い」は、どこから来たのだろう。原題はGallipoli(ガリポリ)で、「誓い」の要素はまるっきりないのだが。
第1次世界大戦では、イギリスの植民地であるインドや自治領のオーストラリア、ニュージーランド、カナダ等から多くの若者たちが、イギリス軍として参戦した。
この映画はガリポリの戦いに参加した2人のオーストラリアの若者の映画です。
あらすじ
オーストラリアで短距離ランナーとしてライバル関係のアーチーとフランクであったが、若すぎて入隊できないと聞かされたフランクはアーチを故郷のパースに連れて行く。
ここでアーチを変装させ、さらに偽の身分証明書を作り入隊させることに成功した。乗馬が得意なアーチは軽騎兵として、フランクは歩兵とし別々の部隊に入隊した。
カイロの訓練キャンプで再会した二人は、アーチーの上司バートン少佐の計らいで伝令として同じ部隊に所属することになった。
総攻撃当日、第1波、第2波の攻撃が失敗に終わったバートン少佐は将軍の所に第3波の攻撃中止を求め伝令としてフランクを走らせる。
将軍から、攻撃中止の命令を受けアーチーのいる部隊に必死の思いで戻る直前、フランクの耳に攻撃開始の笛が聞こえてきた。
感想です
攻撃が始まるまで2人を含め部隊全体が、明るく陽気なのが目立ちます。
カイロのキャンプで敵・味方に分かれての突撃訓練の後、「無傷の者は負傷者をを運べ」との命令が聞こえた途端、全員がその場にバタバタと倒れ負傷者になったのを見た途端、主役のアーチーと一緒に笑ってしまった
上陸した海岸でも、長く戦場にいると慣れてしまうものか、最前線では悲惨な戦いをしているが、そのすぐ後ろでは兵士がゆっくり休んでいたり、空き缶で手製爆弾を作っていたり、海水浴などをしている。
突撃の前夜、隊長のバートン少佐は1人レコードを聴きながら、出発の時に妻から「結婚記念日に飲んでね」と渡されたシャンパンを飲んでいる。それを隊員たちが何も言わずに、温かく見守っているシーンが良い。
1発撃つのに手間がかかるライフル銃相手では、多人数の銃剣突撃が有効だけれど、1分間に何百発も打てる機関銃には歯が立たないことが、ハッキリわかります。
敵の塹壕に砲撃しても、砲撃の間は避難していて、砲撃後に戻ってくるので効果はあまりありませんでした。
第1次世界大戦中は、あちこちの塹壕で同じことが繰り返されていた。
ガリポリの戦いの解説は、こちら↓
ガリポリの戦の後、オーストラリア人の父親が息子を探しにトルコを訪れました ↓
ガリポリの戦いをトルコ側から見た映画です ↓
映画 「シーバトル 戦艦クイーン・エリザベスを追え!!」第1次世界大戦での「ガリポリの戦い」をトルコ側から見た映画です 。
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